「無言のプロテスト」と題された人種差別への抗議活動は当局の許可を得た形で実施された。
抗議活動は都心のアレクサンダー広場で実施された。参加者らは黒い服を身にまとい、アスファルトに腰掛け、8分46秒にわたって黙とうを捧げた。米ミネソタ州ミネアポリス市でジョージ・フロイドさんが警察に拘束された際に暴行を受けて死亡した際、フロイドさんが警官に膝で首を絞めつけられていた時間がまさに8分46秒だった。
この抗議活動には申請していた参加者数を大幅に上回る人が集まったものの、警察は抗議活動を妨害することなく、デモが終了するまで警備にあたっていた。
今、米国をはじめとする全世界で黒人に対する警察官の人種差別を訴える大きな抗議行動が持ち上がっている。その出発点となったのはアフリカ系米国人のジョージ・フロイドさんの死だ。フロイドさんはミネアポリスで白人警察官に拘束され、膝で首を絞めつけられて死亡した。フロイドさんは何ども息ができないと訴えていたにもかかわらず、聞き入れられなかった。
フロイドさんを拘束した現場にいた警察官らは全員が解雇。1人は殺人罪で、残る3人も殺人幇助の罪で訴追がきまった。
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