定例のブリーフィングで同部のヨ・サンギ報道官は、「本日早朝、通信部が北朝鮮との連絡を試みたが、応答がなかった」と明らかにした。
同報道官は、「私たちの連絡に北朝鮮が応じなかったのは今回がはじめて。予定通り、本日午後、私たちは再度連絡を試みる予定だ」とコメントした。
今回の連絡に応じないことで、北朝鮮は同国を批判する宣伝チラシへの抗議の意を示し、通信部を閉鎖する構えを示しているという懸念が強まった。このチラシは、韓国の脱北者や他の活動家たちが国境を越えて北朝鮮内に配布したもの。
また、韓国国防部代表は、韓国と北朝鮮の軍事境界線は通常の体制にあり、両国は8日早朝にホットラインで互いに会話を行っていると語った。
先週、北朝鮮の指導者である金正恩氏の姉妹で、朝鮮労働党中央委員会宣伝扇動部副部長の金与正氏は、脱北者が北朝鮮領内に向け韓国から風船を使った宣伝チラシを送付のを止めない場合、北朝鮮政府は、以前、韓国政府と交わした両国国境の緊張緩和に関する合意を破棄する可能性があると強調した。
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