奴隷商人の像が英国で破壊 世界に広がるBlack Lives Matter 【動画】問題の動画は、総合テレビの番組「これでわかった!世界のいま」のツイッターに掲載した CG アニメーションで、7日放送の番組内で放映された。NHKはCG アニメーションについて「アメリカの黒人の人たちが置かれている厳しい状況をわかりやすくお伝えしようと、格差のデータや指標とともに約1 分20秒間にまとめたもの」と説明している。しかし視聴者から「問題の実態を正確に表していない」などの批判があり、掲載を取りやめた。
NHKは「掲載にあたっての配慮が欠け、不快な思いをされた方にお詫びいたします」と謝罪した。
東京では14日、スローガン「ブラック・ライブズ・マター」を掲げた黒人を支援する平和的なデモ行進が予定されている。主催者はこの行動の目的を日本での黒人に関する理解を変えることと位置付けている。
全米で抗議デモ ミネアポリスの黒人男性死亡事件
米ミネソタ州ミネアポリスで5月25日、アフリカ系米国人のジョージ・フロイドさんが偽造紙幣を使用した疑いで拘束された。手錠をかけられたフロイドさんが、白人警察官らによって道路に押さえつけられる様子をとらえた動画がインターネットに投稿されて以来、ミネソタ州をはじめとする米国のいくつかの州で先週、大規模な抗議活動と暴動が始まった。
現場に駆けつけた警察官の1人はフロイドさんの首を膝で押さえつけ、息ができないというフロイドさんの懇願を無視。フロイドさんは運ばれた市内の病院でまもなく死亡した。
翌26日には現場の警官4人全員が免職され、うち1人は過失致死罪で身柄を拘束された。
米連邦政府と地方当局は、早急のデモ隊鎮圧と警察支援のため州兵を派遣。米全土40以上の都市で外出禁止令が発令された。報道によると、抗議活動中に4100人が拘束された。
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