新型コロナウイルス

パンデミックによる国際航空企業の損失は約9兆円

2020年の新型コロナウイルスによるパンデミックを背景に、航空輸送業界は窮地に落ち入った。国際航空企業はその損失が840億ドル(約9兆円)となったことを発表した。これですべてが済んだわけではなく、2021年には追加的な損失がさらに150億ドル(約1兆円)発生する。国際航空運送協会(IATA)が予想を発表した。
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9日、IATAが加盟290社のデータをまとめ、記者会見で発表した。

IATAによれば、世界的な金融危機と2008年から2009年の原油価格の急変動の際には航空輸送企業の損失は310億ドル(約3兆円)だった。

そのため今回業界が経験している危機は先例のないものと言える。

IATAのアレクサンドル・ドゥ・ジュニアックCEOは、この業界はとても頑丈だが、総額が最大5500億ドル(約59兆円)にのぼる国家援助を受けているとはいえ、負債は膨らんでいる。

米国の航空会社だけでも旅客数の減少により月に100億ドル超(約1兆円)の損失が生じている。

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