先に米国は、北朝鮮が韓国との通信回線を遮断したことについて失望を表し、北朝鮮に「外交と協力」への復帰を呼びかけた。
ジョングン米国担当局長は、米国が同国は南北関係の進展を支持してきたと強調し、北朝鮮に南北協力へ戻るよう求めたことについて、「ナンセンス」および「偽り」だと指摘し、米国に「自国の問題」を心配するよう忠告した。
ジョングン氏は「北南関係は一貫してわが国の内政問題であり、誰にも批判する権利はない(中略)ひどい目にあいたくなければ米国は口を出さずに自国の内政問題に対処したほうがいい。これは米国の利益となるだけでなく、大統領選挙の円滑な実施にも有益となるだろう」と述べた。
6月上旬、北朝鮮は韓国に対し、韓国が体制批判のビラ配布を止めない場合は、2018年の「緊張緩和のための南北軍事合意」の破棄も辞さないとけん制した。
そして北朝鮮は、韓国との通信回線を遮断すると伝えた。
その後、韓国国防部は、南北の軍事当局間の通信回線を通じた連絡に北朝鮮が応答しなかったと発表した。