作品は2015年11月13日のパリ同時多発テロによる犠牲者を追悼して制作されたもので、悲観した少女のシルエットが描かれている。バンクシーの作品は2018年の夏からバタクランホールのドア周辺で展示され、同ホールのインスタグラムに写真が投稿されていた。
アブルッツォ州の州都ラクイラの検察の捜査の詳細については11日に記者会見で明らかにされる。ラクイア市の検察官ミケーレ・レンゾ氏によれば、バンクシーの作品は、イタリアとフランスの治安当局の合同捜査によって発見することに成功した。
この件に関しては「ラ・レプッブリカ」紙によれば作品に損傷などはなかった。絵画が盗難された経過については、何者かがバタクランホールのドアの一部をグラインダーで壊し、その後、トラックで持ち運んだもよう。
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