「『美』のオペレーション」 住宅を1ユーロで販売 イタリア

イタリア南部カラブリア州チンクエフロンディ当局は、特恵待遇によって自治体の住宅をわずか1ユーロで購入できる「『美』のオペレーション」と名付けたプログラムを始動した。
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CNNによると、この地域、特に同地域の不動産市場は新型コロナウイルスの感染拡大によって大きな影響を受けた。また若者の大都市への流出に関する問題も解決されていない。そこで新しい住民を呼び込むために今回のプログラムが提案された。

市長によると、チンクエフロンディの居住地としてのメリットの1つは安全性。チンクエフロンディでは住民の間で新型コロナウイルスの感染者が1人も確認されていないという。

特恵待遇を受けて住宅を購入するプログラムに参加するための主な条件は、購入後3年以内に購入した建物を修繕すること。購入者は最初に修繕費として約250ユーロを支払わなければならず、その後、修理に着手する。期限内に修繕が行われなかった場合、または完了しなかった場合は2万ユーロの罰金が科される。

イタリアでは以前にも1ユーロで住宅が売りに出されたことがある。2019年、シチリア島中部ムッソメーリで100軒の家が1ユーロで売りに出された。その時も購入者が自費で住宅を修理することが条件とされた。

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