ロシアの宇宙望遠鏡、高解像度で初の全天観測

ロシア宇宙望遠鏡スペクトルRGが、硬X線帯域の全天観測を初めて行った。ロシア科学アカデミー宇宙研究所が発表した。
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硬X線による継続的なスキャンには約半年かかった。

過去に得られた同等の解像度の全天マップは軟X線帯域のみで、30年前にドイツのX線観測衛星ROSATでつくられた。

米航空宇宙局(NASA)のX線観測衛星RXTEや、国際宇宙ステーション(ISS)に設置されている日本のX線観測装置MAXIが作成した硬X線帯域の全天マップも存在したが、解像度がはるかに低かった。

スペクトルRGは2019年7月に宇宙に打ち上げられ、10月に地球から150万キロ離れた測定地点に到達した。

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