発表では、「ガルワン渓谷でのデスカレーションの過程で、昨晩、犠牲者を伴う激しい衝突が発生した。インド側の犠牲者は将校1人と兵士2人。両国の軍高官は現在、状況の収拾のため会合を行っている」と述べた。
インドのラージナート・シン国防大臣は、ラダック東部での状況について司令部幹部と討議を行っている。また、同相は、インドのナレンドラ・モディ首相に状況について説明を行った。
中国外務省の趙立堅報道官は、中国はインドに対し、国境での新たな事件に関連した抗議と上申を行ったことを明らかにし、また、中国政府は、インド軍は合意に違反し、越境を行い、中国軍を攻撃し、衝突を誘発したと強調した。
国境周辺の状況
ラダックの国境周辺地区の状況は、5月初めに国境のある地区で250人規模で中国軍とインド軍が数回交戦した後、緊張が高まった。両軍で100人超が負傷した。
インド宇宙研究機関の情報によれば、この1ヶ月の間、中国はラダックの国境地帯に装甲車を配備し、部隊を増強していた。インドもまたこの地域に追加的に4大隊を派遣した。
インドは、中国軍はラダックとシッキムにある実際に2国を管理する国境線に沿った通常のパトロールを妨害していると主張した。一方、中国政府は、両国軍の緊張増加は、インド兵の中国領内への侵入によって引き起こされたと強調している。
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