訴状によれば、原告側はボルトン被告が執筆した書籍に機密情報が含まれているとして、販売停止を要請している。また、ボルトン元大統領補佐官が着任時に交わした守秘義務契約に違反していることも訴訟の理由として挙げられている。
トランプ大統領はボルトン氏の退任後、対立関係にあったと言われている。
ボルトン氏の回想録『The Room Where It Happened: A White House Memoir(それが起こったその部屋:ホワイトハウス・メモアール)』は当初、2020年3月に出版予定だったが、出版社サイモン&シュスターは5月12日に延期すると発表した。その後、出版時期は再び延期となっていた。
ワシントン・ポストによると、ホワイトハウスの承認は今も得られていないが、ボルトン氏は6月23日に出版する意向を固めているという。出版社によれば、同著にはトランプ大統領を批判する記述が多く含まれているという。