コロンブスの像を撤去 米サンフランシスコ

米サンフランシスコ市では18日、航海者で米大陸の発見者のクリストファー・コロンブスの像が撤去された。米メディアが伝えている。
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市当局は「コロンブスの行為は尊敬に値しない」と発表。サンフランシスコ芸術委員会もコロンブスの行為は「人種間の公正さを求める姿勢」にコミットしていないと判断した。

落書きに破壊 各地で倒される銅像
先週3度にわたり破壊行為にさらされたカリフォルニアのコロンブス像は18日朝、撤去された。像は保管されるという。

米ミネアポリスで警察官に首を膝で圧迫され抵抗できずに死亡したアフリカ系米国人ジョージ・フロイドさんの事件をきっかけに、全米で人種差別や警察の横暴に反対する大規模な抗議デモが続いている。米国の特にマイアミ、リッチモンド、セントポール、ボストンなどの都市では、反人種差別のデモ隊が米大陸の発見者であるクリストファー・コロンブスの像に落書きをしたり、破壊して運び去るなどの行為を行った。

米ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官によって殺害された事件を発端とした大規模な抗議デモを背景に、ここ数週間で複数の記念碑が当局の決定によって、または自然発生的に撤去、解体されている。南北戦争中に奴隷を所有していた南軍の兵士や将軍の記念碑、また左翼活動家が先住民に対する大量虐殺で非難している米国を発見したコロンブスの記念碑などが撤去、解体された。

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