15日、「ミガルー」と呼ばれる珍しいアルビノのザトウクジラに関するインスタグラムに、オーストラリア東南部ニューサウスウェールズ州沖で真っ白なザトウクジラが目撃されたとの情報が投稿された。
研究者らは、伝説のザトウクジラ「ミガルー」ではないかと考えている。
ミガルーが初めて目撃されたのは1991年。ミガルーは他のザトウクジラとは異なり全身が真っ白であり、その珍しい外見で有名になった。
過去30年間にわたる調査で目撃された白いザトウクジラはミガルーの他にわずか3頭しかない。これらはすべてアルビノだと考えられている。
ザトウクジラは南極からオーストラリア沖まで移動し、そこで毎年5月から11月まで繁殖し、その後、北へ帰っていく。
海洋生物学者のヴァネッサ・ピロッタ氏は「アルビノのクジラを目撃することは干し草の山から針を探し出すようなものだ。このような異常は4万頭に1頭の割合で発生する。私は自分のキャリアにおいてわずか1度だけミガルーを目撃したことがある」と語った。
現在、研究者たちは彼らが目撃したのがミガルーだったのか、それとも別のアルビノのクジラだったのかを明らかにしようとしている。
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