制裁期限は2021年1月。ミシェル議長はオンライン首脳会議を総括した記者会見で、「これから理事会は制裁の延長に着手する可能性がある」と語った。現在の制裁期限は7月31日で失効する。
EUの対露制裁
2014年、EUはウクライナの事件とロシアのクリミア再編成を不服とし、ロシアに対する制裁を発動した。以来、一方的な制限は幾度も拡大、延長されている。ビザなし渡航制度や協力についての新たな基本合意の交渉が一時的に停止され、ロシア人高官のEU諸国への入国禁止およびそれらの人々の資本凍結、そして貿易、金融、軍事的性格の制限措置が発動されている。これに対する報復としてロシアもEU諸国からの食料品に禁輸措置を発動した。
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