学者らは5年にわたり45歳以上の8000人超の身体活動レベルを調査した。2009年の調査開始時にがん患者は1人もいなかったが、2013年にかけての5年間で268人ががんで死亡した。
身体活動レベルが最も低い人たちは、身体活動レベルが最も高い生活を送っている人たちと比べてがんによる死亡リスクが82%高かった。
また、がん発生までの座りっぱなしの生活が長ければ長いほど、死亡率が高くなるという。
学者らは、座って過ごす代わりに1日にせめて30分でもサイクリングなどの適度な身体活動を行うと、がんによる死亡リスクが31%減少することを明らかにした。
なお、ウォーキングなどの負荷が軽い運動の場合、死亡リスクは8%の減少だという。
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