新型コロナの初期症状に結膜炎も

カナダの研究チームは、新型コロナ感染の初期症状の1つに結膜炎があり得るとの考えを示した。
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結膜炎は目とまぶたの裏を覆う薄い透明な膜の炎症で、目に汚れ、菌やウイルスが入った場合に起こる。

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カナダ眼科学会誌に掲載された論文の中で、研究チームは29歳の女性患者の症例を挙げている。女性は充血で来院し、結膜炎との診断を受けたが、治療効果が見られなかった。

その後、女性はアジア旅行から帰国したばかりということが判明。コロナウイルス検査をしたところ陽性反応が出た。

アルバータ大学眼科専門のカルロス・ソラーテ准教授は「女性患者に咳や熱はなかったので、当初はコロナウイルス感染を疑うことができなかった。(コロナ)感染症の最初の症状が肺ではなく、眼に現れることがあるとは知らなかった」と指摘している。

また女性患者は合併症などを引き起こすことなく、治癒したことが報告されている。

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