アリエフ氏は「UWW運営委員会の審議から判断して、グレコローマンスタイルは2024年パリ五輪の種目にはならないだろう」と語った。
グレコローマンスタイルは近代五輪第1回となる1896年アテネ大会より五輪種目として採用されており、唯一、1900年パリ大会で種目から外れたことを除き常連種目だ。
2024年パリ五輪は7月26日から8月11日の日程で開催予定。
グレコローマンスタイルは1対1で行われる格闘競技で、腰から下の攻防は用いることはできない。対戦相手の背中をマットにつければ勝ち。
国際レスリング連盟(FILA、当時)はアレクサンドル・カレリン氏(ロシア)を20世紀最高のグレコローマンスタイル選手として認めた。カレリン氏は五輪3連覇、世界選手権9連覇の偉業を達成した。
先に伝えられたところによると、国際オリンピック委員会(IOC)は25日、スイス西部ローザンヌで開いた総会で、2024年に仏パリで開催される夏季五輪の追加競技として、ブレイクダンス、サーフィン、スポーツクライミング、スケートボードの4競技を加えることを承認した。