パキスタン航空機墜落 操縦士らがコロナについて会話していたのが原因

パキスタンのサルワル航空相は、5月末に同国南部カラチで起きたパキスタン航空機の墜落について、着陸準備中に操縦士らが新型コロナウイルスの世界的流行について会話し、話に気を取られて機体の制御を失ったと伝えた。ロイター通信が報じた。
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サルワル氏は、航空機の技術的な問題は見つからず、操縦士らは完全に健康だったと主張している。

また操縦士らは高い高度から機体の着陸を開始し、これについて管制官が繰り返し警告、2度目の旋回をするよう助言したが、操縦士らはこれを無視してコロナウイルスについて会話を続けたという。

​結果、操縦士らは速度の超過や脚が降りていないこと、地面に接近していることなどの警告を無視した。航空機は脚が格納されている状態で着陸した。

サルワル氏によると、操縦士らは自分たちの家族が新型コロナの影響を受けたため、コロナについて話していたという。

一方、ロイター通信は、コロナに関する会話のデータを見つけることはできなかったと報じている。

カラチで先月22日、パキスタン航空機が着陸に入る際に墜落した。乗客90人と乗員8人が搭乗していた。生存者は2人だった。またこの事故では住宅5軒と複数の車が破壊された。

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