国連事務総長 広島の平和式典への初出席断念 新型コロナが背景

25日、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、原爆投下から75年となる今年8月の広島での平和式典へのはじめての出席を断念することを明らかにした。新型コロナウイルスのパンデミックから日本への入国禁止が続いており、出席が現実的ではないことから結論に至った。同事務総長に代わり、中満泉事務次長が出席の方向で調整が進められる。
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NHKの報道によれば、グテーレス事務総長は、原爆投下から75年めの節目の年に広島での平和式典にはじめて出席し、世界の核軍縮の機運を高めることを望んでいた。

25日の記者会見で、グテーレス事務総長は、いかなる場合でも広島や日本の国民との連帯を示すとし、自身のビデオメッセージを送る考えを明らかにした。

かねてより核軍縮を主要課題の1つと位置付けてきたグテーレス事務総長は、2018年に長崎の平和式典に参列し、広島訪問にも意欲を示していた。

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