史上初、ロボットが映画の主役に

ロボット研究者の石黒 浩氏と小川浩平氏が開発した人工知能(AI)を持つロボット「ERICA(エリカ)」が、新作SF映画『b』で主役を務める。人工知能を搭載したロボットが主役を務めるのは映画史上初だという。
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週刊誌ハリウッド・リポーターによると、映画『b』は、人間の完全なDNA分子をつくろうとしている科学者の物語。

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科学者はある時、自分の研究が善よりも多くの悪を生みだすことを理解する。そして自ら開発したERICAが実験室から逃げ出すのを助ける(ERICAが遺伝子実験とどのように関係しているのかは不明)。

プロデューサーのサム・コーズ氏は「自分の人生経験を演技に結びつける実際の俳優とは異なり、ERICAには人生経験がなく、ゼロからつくられた。ERICAをキャラクターとして成長させるために、私たちはERICAの動きや感情を1対1のセッションによってシミュレートした」とコメントした。監督は未定。

ハリウッド・リポーターによると、製作費は7000万ドル(約75億円)で、撮影は2021年に欧州でスタートする。


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