新ソフトはドアフォンや火災報知器などが鳴った場合、その通知機能を含めることができる。
ブラウンリー氏の説明では、「例えば、ヘッドフォーンをしている時にドアフォンが鳴る。するとスマホ画面にそれを通知する合図が出るので、宅配に気づかないという事態にはならない」。
ブラウンリー氏は、iOS 14 のこうした新機能は特に聴覚障害のユーザーに有用と指摘している。
だがこの機能、周りの音を常に正確に分析しているというわけではない。時に可笑しな結果を招くこともある。ブラウンリー氏は自分の使うiOS 14画面に、近くで水が流れているという通知が幾度か続けざまに現れたと明かしている。
「こんなことだと2020年、スリラー映画が始まりかねない」とブラウンリー氏はツィッターに書いている。
これへ「どんな事態が怖いかって、あなたが一人きりで建物の中にいるのに、いきなり電話が『あなたの隣で女性が泣いています』と通知したりするんです」とコメントが書かれた。
ポータル「Reddit」にも周囲の音を不正確に判断した例が挙げられた。 ユーザーネーム u/spliffsandsunsets さんが公開したスクリーンショットには子どもの泣き声が聞こえると通知されているが、自分の家族には子どもはいないという。
この話に、これじゃまるでホラー映画のシナリオとコメントが書きこまれた。 u/spliffsandsunsetsもこのコメントに、「確かに。明日の朝、俺が生きてるかどうか、確認してくれないか」とジョークで答えている。