シャンパーニュ委員会によれば、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて業界では世界的に最高品質の高価格帯商品に力を入れ、価格の値崩れを防ぐためにあらゆる対策を取っているという。
1974年のオイルショック時にシャンパンの売れ行きは15パーセント減少したが、今回のコロナ禍による減少幅はその時の2倍に達する勢いで、ティボー・レ・マユ委員長は業界が過去最大の危機を迎えていると発言し、警鐘を鳴らしている。
委員長によると、2020年の出荷量は前年比で30~35パーセント減少すると見られている。本数に換算すると、減少幅は1憶本に達するという。これにより業界の商取引高は17憶ユーロ近く減少する。
業界の運命は夏以降の感染拡大状況にかかっているとして、レ・マユ委員長は状況を注視するとしている。
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