スペースX社の宇宙船クルードラゴンは先月末に有人飛行として打上げられ、ISS(国際宇宙ステーション)に2名の宇宙飛行士、ダグラス・ハーリー氏とロバート・ベンケン氏を運んだ。
ロスコスモスの資料によると、クルードラゴンの緊急救助システムのエンジンはコクピットのすぐ裏にあり、爆発が起こる可能性があることからロスコスモスは危険性を指摘している。
ロスコスモスはまた、クルードラゴンは7人用に設計されているが、現時点でNASAは乗組員を4人以下に減らしていると指摘。ISSへの有人飛行には同船は大きすぎると言及している。
そのほか、広々とした内装と大型の収納型椅子が特徴であるものの、クルードラゴンは乗組員に対して利便的な衛生環境を提供していないという。同船のトイレゾーンは形だけのスクリーンでメインキャビンと仕切られているのみだからだ。一方、ロシアの宇宙船「ソユーズ」ではトイレは独立した生活モジュールに配置されている。
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