露とタリバンの「共謀」に関する報道は偽情報=露外務省 トランプ氏も否定

アフガニスタン担当ロシア大統領特使でロシア外務省第2アジア局長のザミール・カブロフ氏はリア・ノーヴォスチ通信のインタビューで、ロシアとタリバンが「共謀」していたとするワシントン・ポスト紙の報道について、これは米国国内の政党間対立の一部だとし、米軍のアフガン撤退を望まない勢力が自分たちの失敗をロシアとタリバンの「共謀」という偽情報によって正当化しようとしているとの見方を示した。
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先にニューヨーク・タイムズ紙は米情報当局の情報として、ロシア軍の情報機関がタリバンと関係のある武装勢力にアフガニスタンの米兵士殺害に対して報酬を提供、この情報はトランプ米大統領に伝えられたと報じた。なお、証拠は一切提供されなかった。

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在米国ロシア大使館は、ロシアとアフガニスタンに関する偽ニュースにより大使館員の命が脅かされているとし、米当局に適切な対応を求めた。ロシア外務省も報道について、偽情報だと指摘した。

その後、ワシントン・ポスト紙も「共謀」について同様の報道を行った。

カブロフ氏はワシントン・ポストの報道について「我われはすでに先にニューヨーク・タイムズが報道した記事についてコメントした。あからさまな偽情報をめぐってあまりにも大きな騒ぎが繰り広げられており、トランプ大統領本人ならびにトランプ政権でさえもこの情報を否定した」と指摘し、「これは政党間対立の続きだ。だが私は、あからさまな嘘にコメントすることにあまりにも多くの時間を費やすのは恥ずべきことだと考えている。米国にはアフガンからの撤退を望まず、自分たちの失敗を正当化しようとしている勢力があることは明らかだ。そして今、それをめぐって全てが展開している」と強調した。

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ホワイトハウスは、ニューヨーク・タイムズの記事は間違っていると指摘し、情報機関はトランプ大統領にそのようなことは何も報告しなかったと主張している。トランプ氏本人も、これは「いつもの詐欺行為だ」とし、アフガニスタンの米軍に対する「所謂ロシアによる攻撃について」、自分も副大統領も大統領首席補佐官も報告を受けていないと発表した。

タリバンも、アフガニスタンでの攻撃に対してロシア軍の情報機関から報酬を受け取ったという報道を否定した。

ロシアのペスコフ大統領報道官は、今回のニューヨーク・タイムズの記事について、「これらの主張は嘘だ」と述べた。

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