ブルームバーグ通信によると、中国当局はこのようなグループの形成を支持している。協議には、合わせて日量500万バレルの原油を輸入している石油大手の幹部が参加しているという。ブルームバーグ通信は、買付政策実施に関するグループの形成は世界最大の原油購入者をつくりだすとし、「価格交渉力を高めるとともに入札競争を避けるのが狙い」だと報じている。
最初の段階では、市場のロシア産原油やアフリカ産原油の複数の銘柄の購入申請を共同で提出する計画だという。また消息筋によると、7月にも東シベリア・太平洋石油パイプライン(ESPO)で輸送されているシベリア産のESPO原油の共同購入に関する最初の申請が提出される可能性がある。将来的には独立系石油会社もグループに加わることができるようになる。
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