新型コロナでシルク・ドゥ・ソレイユが経営破綻 90%のスタッフを解雇へ 

カナダのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」が破産申請を提出した。同社のサイトで発表された。
この記事をSputnikで読む

劇団ディレクターのダニエル・ラマー氏は、「36年にわたりシルク・ドゥ・ソレイユは成功を収め、有益な企業として活動を続けてきた。しかし、新型コロナウイルスにより公演中止が求められる中で収益がなくなり、経営陣は将来的に企業を維持するため、最終決定を下さざるを得なくなった」と表明した。

コロナウイルス収束後に不要となる職業は?
同劇団は、リストラの計画を作成し、それにもとづき現在の所有者は団体活動の再出発のために3億ドル(約323億円)を投資する。この額から1500万ドル(約16億円)がシルク・ドゥ・ソレイユのスタッフの援助に支出がされる。同劇団はスタッフの約90%にあたる3480人を解雇せざるを得ないが、しかし、公演の再開の中で彼らの多くは再度雇用されることが予定される。

サーカス劇団であるシルク・ドゥ・ソレイユは、ストリートアーティストのグループを中心に1984年に創立した。これまでの活動の中で、シルク・ドゥ・ソレイユは世界60ヵ国で公演を行い、来場者数は1億8000万人を超える。

新型コロナウイルスのパンデミックまでに同劇団では約4000人が活動していたが、3月にはすべての公演を中止し、スタッフを休職させていた。シルク・ドゥ・ソレイユの負債は10億ドル(約1077億円)を超えると見込まれる。

関連ニュース

コメント