米国防総省、ロシア軍とタリバンの共謀説に「裏付けがない」

米国防総省のジョナサン・ホフマン報道官は、ロシア軍情報総局がアフガニスタンの米兵殺害で反政府武装勢力「タリバン」(注:ロシア連邦で禁止されているテロ組織)と共謀していたとする報道について、ペンタゴンはそれを裏付ける情報を有していないと述べた。
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同報道官は「国防総省は現時点で、匿名情報筋の話として報道された説を裏付ける情報をもっていない」とする声明を発表。

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一方で報道官は「米国防総省は引き続きアフガニスタンの米軍および連合軍に対する計画的行動にロシア軍参謀本部情報総局が関与していたとする情報を精査していく」とした。

先にニューヨーク・タイムズ紙は米情報当局の情報として、ロシア軍の情報機関がタリバンと関係のある武装勢力にアフガニスタンの米兵士殺害に対して報酬を提供、この情報はトランプ米大統領に伝えられたと報じた。なお、証拠は一切提供されなかった。

ジョン・ラトクリフ米国家情報長官(DNI)は、先日のニューヨーク・タイムズ紙の報道内容は米情報機関により調査されるとしたうえで、いかなる秘密情報の漏洩も犯罪と見なすと発言した。

タリバンとの共謀説についてロシア側は、報道は「捏造」であり米国内の党派争いの一部に過ぎないと言及している。

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