新型コロナウイルス

米国政府がワクチン4種の臨床試験を承認

米保健福祉省に属する米食品医薬品局(FDA)は6月30日、新型コロナウイルスCOVID-19のワクチン4種類について臨床試験の開始を許可した。FDAのスティーブン・ハン局長が記者会見で明らかにした。
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FDAのハン局長によると、4種類のワクチンについて臨床試験の開始が許可されたという。そのほか、6種類のワクチンも臨床試験の開始に向けて検討が行われている。

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トランプ政権は5月、保健福祉省と国防総省の共同プロジェクト「Warp Speed」を開始した。このプロジェクトチームでは、2021年1月までに新型コロナウイルスのワクチン3憶人分を製造することを目標としている。

米国では6月に入り、人種差別に対する抗議活動や急速な経済活動の再開を受けて新型コロナウイルスの新規感染者数が爆発的に膨れ上がっている。カリフォルニア州やテキサス州、フロリダ州では経済活動再開に向けて発表された規制緩和を停止する動きが広まっている。

米ジョンズ・ホプキンス大学の最新集計結果によると、米国ではすでに260万人以上が新型コロナウイルスに感染し、そのうち12万6000人以上の死亡が確認されている。

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