新型コロナ治療薬「レムデシビル」 米国が今後3か月分を買い占め

米国は、新型コロナウイルスの治療薬として使用されている抗ウイルス薬「レムデシビル」の今後3か月分の約90%を買い占めた。これを受け、EU諸国と英国はレムデシビルの購入が制限されてしまった。ガーディアン紙が報じた。
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報道によると、米国は6月末、約50万回分のレムデシビルを注文した。

リバプール大学の客員上級研究員のアンドリュー・ヒル氏によると、米国がほとんどのレムデシビルを買い占めてしまったため、「欧州向けには何も残っていない」という。

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また同氏は、米国によるこのような行為は医薬品にアクセスするメカニズムの欠如を示したと指摘し、これは市場を袋小路に追い込む可能性があると強調した。

米国立アレルギー感染症研究所は5月、レムデシビルが実際に新型コロナ患者の回復を早めることを証明した。臨床試験には1063人の感染者が参加、レムデシビルを投与された患者は回復が早かった。また死亡率も低下した。レムデシビルを投与された患者グループの死亡率は7.1%だった。

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