インドネシアのシヤルル・ヤシン・リンポ農業大臣は「これを首にかければ15分でコロナウイルスの42%、30分で80%を撃退する」と語った。首飾りは同国農業省付属の健康・開発研究機構で開発されたものだという。
農業相は「研究室の調査により、700種あるユーカリのうち1種がコロナウイルスを撃退することが分かった。我々は確信を持っている」とし、同種ユーカリは切り傷を早く治すこともできると補足した。
農業相はまた、このユーカリの首飾りをつけたことで、大勢の人が集まる行事を訪問した際も新型コロナウイルスの感染から免れることができたと語った。首飾りはコロナ感染者の有志で実験済みであり、被験者は症状が軽くなったという。
「ジャカルタ・ポスト」は一方、インドネシアの医師や微生物学者は農業省のユーカリ首飾りには懐疑的な態度を示していると指摘。
国立微生物学研究所のヘラワチ・スドイオ副社長は同紙に対し「新型コロナ感染症の治療薬は世界でもまだ完成されていないことは皆分かっている。ここは賢明に、パニック状態にある社会にこの手の情報を流さないよう、自重すべきだ」と語った。
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