「私は死亡した」 作曲家エンニオ・モリコーネ氏が臨終に書き記した弔辞が発表

6日、イタリアの作曲家エンニオ・モリコーネ氏(92)が亡くなった。同氏は自身についての弔辞を書き記し、弁護士と彼の家族の友人ジョルジオ・アスマ氏が発表した。
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モリコーネ氏は弔辞の中で、「私、エンニオ・モリコーネは死亡した。私はこのことをいつも傍にいてくれたすべての友人たちに発表する。また、いくらか遠くで暮らす人たちに、私は大いなる愛を込めてお礼を伝いたい」と語った。この文書はモリコネール氏が亡くなったローマの病院を訪れた記者たちに対しアスマ氏が公開した。

​弔辞の中でモリコネール氏は、家族葬にすることを望んだ理由について、「私は誰にも面倒を掛けたくない」と説明している。

作曲家エンニオ・モリコーネ氏は、昨夜ローマで92歳の人生を終えた。同氏の死亡原因は、数日前に大腿部を骨折した転倒によるものとされる。

​エンニオ・モリコーネ氏は、現代を代表する作曲家の一人。同氏は、礼拝用となったものも含めると400曲ものさまざまな映画用の楽曲を創作した。同氏は、「オスカー賞」を2度受賞。2007年にはアカデミー賞特別功労賞を、2016年にはクエンティン・タランティーノ監督作『ヘイトフル・エイト』でアカデミー作曲賞を受賞している。

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