女性は7月3日、ビーチに打ち上げられたこの奇妙な塊を発見。その後、女性はフェイスブックにその生物の写真を投稿し、ユーザーにその塊の正体について各々の予想を述べてほしいとお願いした。発見者の女性は、これがオニダルマオコゼという石のようにゴツゴツした魚ではないかと予想していた。
しかしユーザーらはすぐに女性の予想を否定した。ユーザーの中には、オニダルマオコゼは、女性が発見した表面がツルツルした茶色の塊よりももっと石のような見た目をしていると指摘する人もいた。
あるユーザーは「オニダルマオコゼじゃない。私にはソフトコーラル(柔らかいサンゴ)のように見える」とコメント。
別のユーザーは「絶対にオニダルマオコゼじゃない。でもブサイクな何か」と別の動物だと予想した。
他のユーザーは、女性が見つけたのはマッコウクジラの腸から取れ、香水を作る時に使われる龍涎香だと予想した。
そのユーザーは「もし龍涎香ならお金になりますよね。しかし、龍涎香ならもっと硬い感じの見た目になるはず」とコメント。
その他には、サメの排泄物やクジラの体の一部、鯨の胎盤という意見もあった。しかしユーザーの多くが述べていたのは、この写真は海で泳ぎたいという欲求を撃退するのに十分だということ。
クイーンズランド大学生物学部のサンディー・デグナン教授は、この生物が尾索動物である可能性が高いとみている。同教授は「尾索動物とは、数百個の小さなホヤが集合した生物の種のことです。ホヤは脊索動物で、つまり人間と同じ動物のグループに属しています。私たちが無脊椎動物と呼んでいる動物には背骨がありませんが、ホヤは私たちに最も近い親戚なのです!」と説明した。