その小箱の現在の持ち主は、英ウェスト・ミッドランド在住の男性(身元は非公開)。その男性は「私はこの小箱についてほとんど知らない。これは3年前にニューアークのアンティーク市で購入し、私のコレクションに加わった。ゴシック調の見た目が気に入って中を開けてみたら、これは絶対に手に入れなければならないと思った」と語っている。
小箱には鍵がかけられ、開けると内部は真紅のシルクで裏打ちされている。蓋の裏にはイエス・キリストの復活を描いた絵と、マントを着た象牙のオオカミの彫像がはめられている。中には小さな拳銃、内容物不明の青い小瓶、ガラスの小瓶3つ、ロザリオ、十字架3本、真珠があしらわれた柄と銀製のポケットナイフ、サメの歯が入った瓶と1842年版の新約聖書が納められている。
英ハンソンズオークションは、この小箱は2〜3000ポンド(約27〜40万円)で落札されるとみている。
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