専門家によれば、原油採掘への投資量の低下は、石油製品市場に深刻な影響を招き、原油そのものの価格高騰につながるおそれがあるという。ウッズ氏の予想では、1バレル150ドルという価格は2025年までに容易に達成されるという。
また、JPモルガン・チェースのアナリストであるクリスチャン・マレク氏は、投資の低下は採掘量の削減を引き起こすおそれがあると指摘する。これは需要と供給のアンバランスを引き起こし、著しい財政支出を求めることになる。
また、他の一部の専門家らは、原油の需要は近い将来非常に低い水準で推移し、価格はそれに対応して高騰することがないと予想する。
この間、サウジアラビアの大手国営原油メーカーのサウジ・アラムコ社がアジアや米国、北欧の市場向けの原油価格の引き上げを行ったことが報じられている。
関連記事