これまでのマスコミ報道では、ウェストさんの代表者の弁で、本人が出馬の取りやめを決意したと伝えられていた。
7月5日、ウェストさんは無所属で大統領選に出馬する意向を表していた。無所属を決めたのは共和党からはすでに現職のトランプ氏の推薦が決まっていたというのが理由だった。実際、当選のチャンスを握るのは2大政党の共和党、民主党の推薦候補2人のみで、今年は共和党はトランプ氏を、民主党はバイデン氏を推すことが決まっている。ただしこれ以外の党や無所属の候補者が極めて多い票数を集めるという事態も米国は過去に数回経験している。そうした卑近な例は1992年の実業家のロス・ペロー氏の立候補で、2大政党外から出馬し、票の19%を集めている。
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