東京都の新規感染者数は16日の286人を上回り、2日連続で過去最多を更新した。
大阪府では17日、新型コロナウイルスの感染者が新たに53人確認された。府は12日、感染状況に関する独自の基準「大阪モデル」で、警戒を呼びかける黄色信号を点灯した。日本経済新聞は12日、大阪府は「第2波」への危機感を強めていると報じた。
時事通信は今月初旬、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターの喜田宏・特別招聘教授が新型コロナウイルスの第2波について、ウイルスの病原性が高くなっている可能性があるとして、警戒を緩めないよう呼び掛けたと報じていた。
日本の厚生労働省は17日、新型コロナウイルスのPCR検査と抗原検査について、唾液を使った診断を無症状の人にも認めると発表した。朝日新聞が報じた。
同紙によると、これまで無症状者の診断は鼻の奥の粘液によるPCR検査と定量の抗原検査しかなかったが、鼻の奥の粘液は採取時のせきやくしゃみで感染する危険性があった。無症状感染者を対象とした鼻の粘液を使ったPCR検査と唾液を使った検査では、ほぼ同等の精度があることが確認されたという。
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