イラン最高裁は、ソレイマニ司令官の所在に関する情報を米国に提供したのはマイド死刑囚だと確定した。
イランはマイド死刑囚について、米中央情報局(CIA)とイスラエルの諜報機関モサドとつながっており、イラン革命防衛隊でスパイ行為を働き、ドルで報酬を受け取っていたと主張している。
ソレイマニ司令官の死亡
特殊部隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官は1月2日夜、イラクの首都バグダッドの空港で米国の空爆によって殺害された。ソレイマニ司令官と共にイラクのイスラム教シーア派組織「人民動員隊(Hashed al- Shaabi)」の司令官数人も死亡した。
その報復としてイランは8日にかけての深夜、イラク国内の米国の施設に対して数十発のミサイルを発射した。同作戦は「殉教者ソレイマニ」と名付けられた。
米国防総省は、バグダッドの空港への攻撃はトランプ米大統領の承認を得ていたと発表した。米国はソレイマニ司令官について、在イラク米大使館やイラクにある有志連合の基地への襲撃に関与していたと考えている。
イランのザリフ外相は、ソレイマニ司令官殺害は「国際テロ行為だ」と指摘した。