カニエ・ウェスト氏 大統領選挙活動をスタート 初の演説で涙

2020年の米国大統領選挙への立候補を表明していた米国のラッパー、カニエ・ウェスト氏(43)がサウス・カロライナ州チャールストンで有権者を前に姿を現し、正式に選挙戦のスタートを切った。
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BBCによれば、ウェスト氏の一部ファンらは、チャールストンでのイベントとラップでの派手なパフォーマンスは同氏のPRキャンペーンの1つだととらえている。たとえば、こうした取り組みへの参加は登録を済ませた入場者に限られると公表されていたが、サイトでの登録は行われなかった。会場にマイクはなく、そのためウェスト氏は、質問をよく聞き取るために聴衆に静かにするよう要請しなければならなかった。

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チャールストンでの演説の際、防弾チョッキを着用したウェスト氏は、黒人と中絶の問題について訴えを行った。

同氏は、彼の両親が中絶を望んでいたことから、カニエ・ウェストはこの世にいなかったかもしれないと涙ながらに訴えた。当時、彼の父親はとても忙しく、子どもの養育に協力できる状態ではなかったのだという。また、ウェスト氏は、彼の妻でリアリティー番組の人気者であるキム・カーダシアン氏は、当初、第1子である娘のノースの出産を望んでいなかったが、しかし、神が中絶を思いとどまらせたというエピソードを語った。

ウェスト氏は、中絶を禁止することはできないが、しかし、困窮する若い母親への援助は必要だと強調した。

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