米国防総省 年末までに中国訪問を期待 摩擦を背景に

米国のマーク・エスパー国防長官は、両国の利益に関わる分野での協力について話し合うため年末までに中国を訪問することを期待すると表明した。
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21日、エスパー国防長官は、戦略国際問題研究所でのビデオ発言の中で、「私は個人として何度となく中国の担当者と話し合ってきた。そして、年末までに私は両国の共通の利益となる分野で協力を発展させるため、また、危機が生じた際にコミュニケーションを図るシステムの構築や、私たちもその一部を成す国際関係のシステムの中で公然と競い合う私たちの意図を強めるため、国防総省としてはじめて中国を訪問することを期待している」とコメントした。同氏の発言は研究所のサイトで中継された。

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同時にエスパー国防長官は、米国は南シナ海での行動と演習のための空母の派遣を継続するが、誰もこれを阻止することはできないとコメントした。

17日、米国の航空母艦ニミッツとロナルド・レーガンは、南シナ海での演習を再開した。

エスパー国防長官はオンラインの記者会見で、「私たちは南シナ海での中国の威嚇的な行動に対抗することを望む。こうした事態はすでに数年来生じている。私たちはこの地域での自由な航海を保障したい。みなさんは、世界貿易の80%がインド太平洋を通じて、また、特に南シナ海を通じて行われていることを知っていると思う。私たちは、この地域での自由で開かれた航海が保障されることを確認したい。そうでなければ、国際貿易に深刻な影響を与えるおそれがある」と強調した。

また同国防長官は、米国の南アジアのパートナーらは自国の領海を守る必要があり、また、中国は地域の各国主権を遵守しなければならないと指摘した。

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