新型コロナウイルス

中国医師による証言 「武漢市のコロナ蔓延の証拠は廃棄」

中国・武漢市当局は同市のコロナウイルス感染初期の規模を隠蔽した。中国の初期の感染症例を診断したYuen Kwok-yung医師による証言をBBCニュースが伝えた。
この記事をSputnikで読む

同医師によると、物的証拠はすべて廃棄され、臨床試験に対する反応は遅かったという。同医師は武漢市の調査を支援するチームのメンバーとしてコロナウイルス蔓延源と考えられている南海海鮮市場も訪れている。「私たちが市場を訪れた時には、もちろん何も見るものはなかった。すでにクリーンな状態だったからだ」と指摘する。

米国に逃れた香港のウイルス学者 「私たちには時間が少ない」 
今年3月、ドナルド・トランプ米大統領はコロナウイルス蔓延について世界に知らせるのが遅かったとして中国を非難。後に米情報機関は、中国がコロナ感染症拡散の証拠を隠蔽したか廃棄したとする報告書を提出した。コロナウイルスについて公表した医師らに沈黙を強いたと報告されている。

中国はこれら非難を否定し、くだらない中傷との反応を見せた。中国政府は、米国の行動を政治的な意図によるものだとの考えを示した。

米ジョンズ・ホプキンス大のデータによると、中国のコロナウイルス感染者は累計8万6570人。一方、世界の感染者数は7月27日朝の時点で1620万人を超えた。パンデミックの影響は188か国に及んでいる。

中国医師による証言 「武漢市のコロナ蔓延の証拠は廃棄」

スプートニクは新型コロナウイルスに関する信憑性の高い最新情報をお届けしています。特設ページをご覧ください。

コメント