ブルガリアの考古学チームが8000年前の遺骨を発見 西洋文明の源流か

およそ8000年前のものとされる遺骨がブルガリアの首都ソフィア東部にあるスラティナ地区の遺跡で発見された。研究チームリーダーは西洋文明がこの遺跡から始まったと推測している。ブルガリア科学アカデミーによる発表をもとにソフィア・グローブ通信が報じた。
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ソフィア・グローブ通信の報道によると、ブルガリアの考古学チームは初期新石器時代のものとされる4人の遺骨を確認した。遺骨はいずれも8000年前のもので、3人の成人男性と1人の子供だという。

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4人の遺骨は2か所に分かれて埋葬されており、1カ所では男性と子供が埋葬されていた。もう1カ所ではうつ伏せになった女性の遺骨と、横たわった男性の遺骨が確認された。

遺骨はいずれも紀元前6000年前のものと見られている。今回の遺骨は2019年に発見され、ソフィアのスラティナ遺跡で確認されたものとしては最古。研究チームのリーダー、ワシール・ニコロフさんによれば、この遺跡で遺骨が埋葬された状態で発見されたのは初めてのことだという。

スラティナ遺跡の発掘調査は30年以上にわたって続いている。これまで発見された発掘物から、この地域には農家や畜産家が暮らしていたと見られている。遺跡で発見された集落は紀元前6000年頃から5500年頃にかけて栄えていた模様。研究チームリーダーのニコロフさんは西洋文明が初期新石器時代のスラティナ遺跡から始まったと推測している。

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