日本政府の未来投資会議は、新型コロナウイルス感染拡大の経験を踏まえ、新たな社会像や国家像について議論する予定。30日の会合では、今後の検討テーマについて意見交換し、デジタル化を通じた東京一極集中の是正や、テレワークをさらに進めるための課題解決や働き方の見直し、また生産拠点の分散など新たな産業構造の構築などが挙げられた。
安倍首相は「新たな時代に向けて、強靭性をもった社会構造を構築する。未来に向けた社会変革の契機としなければ」と述べ、今年末に中間報告を、来年夏に最終報告をまとめる考えを示した。
7月30日17時00分時点で、過去24時間に確認されたコロナ感染者は全国で864人。クルーズ船乗客乗員を除き累計は3万4372人となった。
東京都は過去最多の367人 飲食店などに短縮営業要請へ
そのうち東京都は新規感染者数が367人と、これまでの1日の最多数を更新した。年齢別では20代と30代は合わせて236人に上り、全体の約64%を占めていることが分かった。これで都内の感染者の累計は1万2228人となった。
これを受け東京都では、酒を提供する都内の飲食店やカラオケ店に短縮営業を要請し、応じた中小事業者に協力金を支給する方針を固めた。
協力金は20万円、短縮期間は8月3日から31日になる方向で最終調整されている。
日本政府、新たな社会像を議論 安倍首相「強靭性をもった社会を構築」 東京都は過去最多の新規感染367人
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