トゥトベリーゼ氏は、アリョーナ・コストルナヤがトゥトベリーゼ・チームを去ったのは「ノン・グラータの女子選手ら」が原因と書いている。つまりチームにはコストルナヤにとっては一緒にリンクに出たくない女性選手らがおり、このライバル競争が移籍の原因となった。トゥトベリーゼ氏はコストルナヤの新しいコーチは、元教え子のアレクサンドラ・トルソワ(16)と同じくエフゲニー・プルシェンコ氏であることを明かした。
プルシェンコ氏のチームはこの情報について現段階ではコメントを表していない。
トゥトベリーゼ氏はインスタグラムに現在の心境を次のように書いている。
「私たちのもとには愛らしく、優しく、澄んだ視線の子どもたちがやってくる。結果を出して自分に、そして他人に証明することを望む子らが。時が経ち、共に実り多い作業をこなし、時に途方もない結果を出すと、今度は…。」
トゥトベリーゼ氏は、今まで同じような状況に幾度もつきあたってきたと打ち明けている。トゥトベリーゼ氏の話では、ソチ五輪金メダリストのユリア・リプニツカヤ(22)もエフゲニア・メドベージェワ(20)と同じリンクでは練習しないと要求を突きつけ、その後、今度はメドベージェワがアリーナ・ザギトワ(18)と同時にリンクには出ないと主張していた。
「今度はアリョーナからノン・グラータの女子選手(編集注:コストルナヤが同時の練習を拒否)の長いリストが突き付けられた。これで私たちは彼女と別々になることになった。」
トゥトベリーゼ氏は、こんな事態に遭遇してもこれまでの選手育成のシステムの変更は考えていない。
「私たちの全て正しく行っている。私たちと一緒の者の中には目的が明確で、誠実であり、外的な刺激に立ち向かうことのできる人間がいるはずだと確信している。」