コロナ禍で欧州経済は10-20年逆戻り

EU加盟28か国の今年第2四半期のGDPは14.4%は前年同時期比で14.4%も落ち込んだ。欧州統計局が前提的な経済評価を基に数値を発表した。
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19か国によるユーロ圏のGDPは年率15%減となった。EU圏、ユーロ圏がここまで低い数値に達したのは、1995年、欧州統計局がGDP値を発表し始めて以来、初めて。

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欧州経済は10—20年前に後戻り

欧州委員会が7月に発表した2020年のGDPの年率予測は8.3%減だった。この数値は隔離措置が段階的に解除され、第2波は起きないという前提に基づいた予測だった。

欧州最大の経済を誇るドイツのGDPは10.1%減少し、2011年のレベルまで落ち込んだ。

フランス経済の落ち込み幅は第2次世界大戦以来の最大値。前年比で、19%マイナスとなった。

ユーロ圏で最大のGDPマイナス幅を経験したのはスペイン。で第1四半期よりさらに18.5%落ち込んだ。スペイン経済のレベルは2002年に逆戻りした。

イタリアにいたってはGDP値は遥か20年前の1990年代まで戻り、前年比で17.3%減。このリセッションはイタリアにとっては過去10年で4度目となった。

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