収穫物のブルーベリー40キロを押収 ウクライナのチェルノブイリ原発事故エリアで

ウクライナのチェルノブイリ原発の立入禁止区域にいた男性2人から、放射能で汚染されたブルーベリー約40キログラムが押収された。ウクライナ国家国境庁が発表した。
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同庁によると、放射線汚染区域で国境警備隊と警察官がブルーベリーを摘んでいた男性2人を発見した。

チェルノブイリ立入禁止区域 隔離期間を経て再び旅行者に開放
1986年のチェルノブイリ原発事故により高濃度の放射性物質で汚染された区域では、自由な立ち入りが禁止されている。その該当エリアは、キエフ州とジトーミル州に位置し、総面積は2600平方キロメートル。

ウクライナ国家国境庁は、「男性らは『自然からの贈り物』を収穫し販売するため、立入禁止区域に不法に侵入した。男性らがブルーベリーを収穫したエリアでは放射線量が許容値の4倍以上を超えていた」と発表した。

同庁は、押収されたブルーベリーは約40キログラムと明らかにした。現在、この件の調書が作成されている。

ロシアやウクライナでは、地元住民が森へキノコやベリー類を探しに行くことが多い。これらの収穫物の販売は禁じられていないが、男性らは放射能で汚染されたブルーベリーを売りに出そうと企んでいた。

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