南クリル諸島の日本の元島民、チャーター機で上空から慰霊へ

新型コロナウイルスの影響で南クリル諸島(北方4島)を日本人が訪れるビザなし交流事業の見通しが立たないことから、日本の元島民たちはチャーター機で上空から慰霊する可能性がある。5日、NHKなどの日本のマスコミが報じた。
この記事をSputnikで読む

NHKによると、北海道がチャーター機を出して南クリル諸島の周辺を飛行し、元島民らが上空から慰霊を行うことを計画しているという。

NHKは「今回の事業は上陸はしないものの、元島民らに少しでも島に近づいて慰霊してもらおうという極めて異例の対応」と報じている。

今年4月、日本政府は5月開始を予定していたビザなし交流事業について、新型コロナの影響により延期を決定した。

日本人と南クリル諸島に住むロシア人が相互に訪問するビザなし交流事業は、毎年日本側とロシア側によって協議、合意されており、例年5月から10月に行われる。1992年以降、イトゥルプ(択捉)、クナシル(国後)、シコタン(色丹)の島民8000人以上が日本を訪れ、1万8000人以上の日本人が南クリル諸島を訪れた。

関連ニュース

コメント