2016年のビットフィネックス大規模ハッキング事件 懸賞金420億円に

2016年にハッキングの被害にあった仮想通貨取引所ビットフィネックスは公式ホームページで、そのハッカー逮捕の懸賞金として4億ドル(約420億円)を用意したと発表した。同取引所は2016年に約12万BTC(ビットコイン)がハッキングされ、これは現在のレートで13億ドル(約1370億円)以上に相当する。
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犯人に関する情報を提供した人には、ハッキングされた資産のうちの回収分の5%を、もしハッカー自身が盗んだ資産を返金した場合は、その25%を支払うと発表した。

今回この発表がなされたのは、2つの理由によるものだと考えられる。まず1つ目は、2016年の8月2日が犯行日であること。2つ目として、最近ビットコインの盗難に関するハッカーの活動が活発化している点。ビットコインのトランザクション(取引)を追跡する「Whale Alert」は8月3日、ツイッターで2016年の同取引所ハッキング事件で盗まれた仮想通貨620 BTCが送金されたと投稿した。

仮想通貨分析企業チェイナリシスは7月28日、ハッキングなどの違法行為に関連したビットコインは89万2000BTC(1兆630億円)にのぼると発表した。これらの「汚れた」ビットコインの多くは、違法な物品や盗まれた個人情報、仮想通貨(58万5000 BTC)が売買される闇市場で利用されている。

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