マクダーモット氏は「独自のデジタルトークン発行の商業的実現性を検討している。しかし、それはあくまでも検討中であり、ユースケースの可能性を検討しているところだ」とインタビューで語っている。
さらにマクダーモット氏は今後5〜10年間で、金融システムの全ての資産と、その中で行われる取引がブロックチェーン上で行われるようになると述べた。融資や証券発行などの取引はデジタル形式で行われ、「莫大な効率性」が確保される。同氏によると、銀行のプロセスは、多くの点で時代遅れでありコスト面でかかるが、ブロックチェーンを利用することでこれらの問題を解決できるという。
マクダーモット氏によると、同社は、JPモルガンの元デジタル資産部長でステーブルコイン(取引価格が変動しない仮想通貨)「JPMコイン」の開発に関わってきたオリ・ハリス氏を起用。マクダーモット氏は、ゴールドマン・サックスはデジタル資産の分野でJPモルガンとの連帯が可能になると強調した。