TikTok グーグル規約に違反してユーザの個人情報を収集

短編動画アプリ「ティックトック(TikTok)」は、グーグルのプライバシー保護をすり抜け、数百万台のアンドロイド端末から個別の識別番号を収集していた。これにより、同アプリはオンラインでユーザーを追跡できるようになっていた。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じている。
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WSJによると、「携帯電話のセキリュティ専門家によると、この手法は異常な多層暗号化により隠されていたが、これはアプリによる利用者追跡を制限するGoogleのポリシーに違反する。ティックトックユーザーにもこのことは通知されていなかったようだ」と報じている。同紙によると、ティックトックは2019年11月にこの行為を停止している。

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WSJによると、同アプリはMACアドレス(広告の配信目的で使用されることが多い)という識別番号を収集することで、アンドロイド端末の個人情報保護のポリシーをすり抜けていたという。

ティックトックの広報担当者らは以前、同アプリはフェイスブックやグーグルなどの米国企業に比べて個人情報の収集量が少ないとし、「ティックトック・コミュニティのプライバシーとセキュリティの保護に努めている」と述べていた。

さらに同社は「我々は新たなセキュリティ問題に対応するため、常にアプリをアップデートしている。ティックトックの現バージョンはMACアドレスを収集していない」と発表している。

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