リトアニア大統領がルカシェンコ氏の再選を認めず 公正な選挙求める

8月9日に大統領選が実施されたベラルーシでは選挙結果が操作された疑惑が持たれており、リトアニアのギタナス・ナウセダ大統領は声明を発表し、アレクサンドル・ルカシェンコ氏をベラルーシの正当な大統領として認めることはできないとした。
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先にナウセダ大統領はベラルーシ政府に対し、政府と社会の対話を行う国民会議を設置する提案を行ったほか、国民に対する武力行使を停止し、拘束された市民をいずれも釈放するよう要請していた。

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ナウセダ大統領はスカイ・ニュース・テレビの取材に応じた中で、「自由で民主主義的な選挙が行われなかった以上、ルカシェンコ氏を正当な大統領と呼ぶことはできない」と発言した。また、ベラルーシに制裁を導入することは選択肢にあるとしつつ、その影響を受けるのは国民であるとして制裁発動に踏み切る姿勢は見せていない。

そのうえでナウセダ大統領はベラルーシと正常な関係を持つには、「自由な選挙に加え、そうした選挙のロジカルな結果が必要」とし、世界と国際社会はこの状況解決に関与し、衝突解決に向けて積極的に取り組む必要があるとした。

また、ロシアとベラルーシの関係について言及した中で、「ロシアは衛星国を持つことに関心を持っており、あるいはベラルーシは完全にロシアに合併されうる」とし、状況を傍観してはならないとしている。これはリトアニア一国だけなく、欧州連合全体の利益に関わるとし、ベラルーシが安定した民主主義国家として独立を果たすことに向けて支援する必要性を訴えた。

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これに対し、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は声明を発表し、ベラルーシの情勢不安定化に「ロシアの痕跡」を探す試みは徒労に終わるとした。また、こうした干渉によりロシアとベラルーシの関係に水をさす目論見についても同様とした。

8月9日に大統領選が実施されたベラルーシでは選挙結果を受けてシベラルーの主要都市では大規模な抗議活動が行われた。ベラルーシ内務省によると、デモ参加者と治安部隊との衝突で約3千人が拘束され、数十人が負傷した。

チハノフスカヤ氏はビデオメッセージを公開し、ベラルーシからの出国を余儀なくされ、近隣リトアニアに逃れたことを明らかにした。

チハノフスカヤ氏はリトアニアに逃れたが、ベラルーシでは選挙で不正が行われたとする抗議デモが9日夜から続いている。EU(欧州連合)は、抗議者に対する抑圧、暴力、不当な逮捕に対してベラルーシに措置を講じると警告した。また米国もベラルーシ政府が武力で抗議活動を制圧していると批判した

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