EU各国外相 ベラルーシへの制裁実施で合意

欧州連合(EU)の27カ国外相がベラルーシへの制裁実施で合意した。ロイター通信が報じた。
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同通信の外交担当の情報筋によれば、EUはブラックリストに掲載を予定するベラルーシの公職者リストを準備している。

報道によれば、制裁は同国での人権侵害と弾圧実施に責任を負う者たちに対し適用される。

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ポーランドのヤツェク・チャプトヴィチ外相によれば、EU各国外相の多くが制裁実施に賛成した。

ベラルーシ大統領選は8月9日に実施された。ベラルーシ中央選挙管理委員会の最新集計結果によれば、現職のアレクサンドル・ルカシェンコ氏が80.10パーセントの得票率で圧勝し、6期目となる再選を確実にした。

民主派として支持を集めていたスベトラーナ・チハノフスカヤ氏は10.12パーセントの得票率にとどまった。野党連合本部は選挙結果を承認していない。

大規模な抗議

選挙結果を受けてベラルーシの主要都市では大規模な抗議活動が行われた。ベラルーシ内務省によると、デモ参加者と治安部隊との衝突で約3千人が拘束され、数十人が負傷した。チハノフスカヤ氏はビデオメッセージを公開し、ベラルーシからの出国を余儀なくされ、近隣リトアニアに逃れたことを明らかにした。

チハノフスカヤ氏はリトアニアに逃れたが、ベラルーシでは選挙で不正が行われたとする抗議デモが9日夜から続いている。EU(欧州連合)は、抗議者に対する抑圧、暴力、不当な逮捕に対してベラルーシに措置を講じると警告した。また米国もベラルーシ政府が武力で抗議活動を制圧していると批判した。

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